2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧
米国の若い新聞記者が、74年に起こした暗殺偽装騒ぎをきっかけに表舞台から姿を消したグラムのスーパースターの足取りを取材する。 グラムロック最高! ユアン・マクレガーが主演。 収穫はユアンより存在感あったジョナサン・リース・マイヤーズ。 めちゃく…
実業家である母がサロンを仕切る郊外の大邸宅。生まれながらのブルジョアである父は、愛犬と執事を従え猟と鉄道模型に耽溺し、長男は毎日ボートに乗っているという、バラバラの家族をユーモラスに描いた人物スケッチ風コメディ。 うーん、フランス映画。 夜…
フランソワ・トリュフォーです。 映画撮影の日常をスケッチ風につづりながら、すべての映画を愛する人々に捧げられたトリュフォーの名作。タイトルの“アメリカの夜”とは、レンズにフィルターをかけて昼間の撮影でも夜のシーンに見せてしまうこと。それは即ち…
死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想。巨人とともに故郷を出て、サーカスで働きながら、あこがれの女性と結ばれる。戦争へ行き、ひとつの町を買い上げる……。何度も聞かされた父の話は、どこまでが本当なのだろうか? 涙涙涙涙涙涙なみだナ…
(投稿日 2016年11月22日、更新日 2017年12月3日) 私が大好きな女優チュルパン・ハマートヴァの出演作を調べていたときに観たドイツ映画「コマーシャル・マン」。 予想してたよりスカッとするサクセスストーリーでおススメです! あらすじと感想 本当に大事…
作家志望のビルは創作のヒントを得ようと、通りすがりの人を尾行する生活を送っていた。ある日、他人の生活を覗き見るのが趣味な男と出会い、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。 「メメント」のクリストファー・ノーラン監督作品。 様々なシーンが細切れでつ…
ウェス・アンダーソンの2014年の作品。 ベルリン国際映画祭・銀熊賞やアカデミー賞4部門など数々の賞を受賞した名作品。 1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴは、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちを…
巨匠デヴィッド・リンチが手掛けた感動ドラマ。73歳のアルヴィンの元に、仲違いしている兄・ライルが倒れたという知らせが入る。交通手段のない彼は、トラクターで遠く離れた兄を訪ねようとするが…。 ゆるい、感じがとてもよい。 ぜひぜひ何も予定のない日曜…
スポーツもの、といわれてすぐ思いつく人はいるだろうか? なんとなくイメージするのは、これ。 「ピンポン」なんですよね。 松本大洋の原作がめっちゃおもしろかったので期待してた映画。 正直そこまでおもしろくなかった。。。かな。 映画館で上映中にトイ…
予告編だけでうるっと来てた本作品。 本編を見て泣かないわけがありません!! 中盤~終盤にかけて、涙 涙 涙 涙 涙 ・・・ 「ももへ」とだけ書かれた手紙を残し、亡くなってしまった父。 こういう話って今の立場では、主人公もさることながら、 父親側の方…
もう一つキューブリック。 アメリカ空軍基地の司令官が突然発狂し、ソ連の戦略核基地攻撃命令を出してしまう。 しかし、ソ連側は攻撃をうけると自動的に反撃する、人類滅亡爆弾で応戦。緊迫した状況のなか、ついに両国首脳はホットラインで和解する。だが、…
はい、キューブリックです。不良グループのリーダー格のアレックスは、ある盗みの最中に仲間の裏切りで捕まる。その服役中に、悪人を善人に変える奇妙な洗脳実験を受け、暴力を嫌悪する無抵抗な人間となって娑婆に戻される。しかし、そんな彼を待っていたの…
ジム・ジャームッシュ監督が “コーヒー” と “タバコ” をめぐる 11のエピソードを綴った珠玉の短編集。 ロベルト・ベニーニ、ケイト・ブランシェット、イギー・ポップ、トム・ウェイツ はじめ、個性溢れる俳優やミュージシャンが集い、 コーヒーを飲みながら…
トレインスポッティングの続編「T2 Trainspotting」がイギリスで2017年1月27日についに公開されます! トレインスポッティングと言えば、スタイリッシュで疾走感溢れる映像と音楽。 ストーリーはめちゃくちゃだけど、UnderworldのBorn Slippyは今でも聞くた…
ウェス・アンダーソン第4弾です。 魅惑的なインドを舞台に、大人に成り切れない3兄弟が列車での旅を繰り広げるヒューマン・コメディー。 ちょうど自分がインドに旅行する直前に公開されたこともあって、 とても印象に残っている作品。 いつものウェス・アン…
ウェス•アンダーソン第3弾。今回も独特の世界観が満開って感じ。 ロアルド・ダールの「すばらしき父さん狐」をウェス・アンダーソンがストップモーション・アニメで映画化。意地悪で愚かな金持ちの農場主3人の裏をかいて、農場のニワトリやアヒルを失敬する…
続・ウェス・アンダーソンシリーズ。 キャストもビル・マーレイやケイト・ブランシェット、 などなど味のある俳優ばっかり。 おもしろくないわけがない! で、感想はというと、 「おー、まんまロイヤルテネンバウムズのノリと一緒やー」 て感じ。 めちゃくち…
ウェス・アンダーソンシリーズ行きます。 元“天才ファミリー”で、今や家庭崩壊寸前の元・夫婦と3人の子供たちが、再びひとつ屋根の下に暮らし“家族”を再生していく姿をシニカルに描いた異色コメディ! オモシロイ! 章構成、会話のテンポ、伏線の張り方、な…
出所したばかりのベテラン銀行強盗ルーカス(ニック・ノルティ)は、今度こそ堅気になろうと決めていた。ところが、貯金しようと訪れた銀行で、素人強盗のネッド(マーティン・ショート)の人質にされてしまう。あまりにドジなネッドに同情したルーカスは、…
研究一筋で純情、初老で独身のコリンズ教授が、ひょんなことから部屋の壁に穴が開いて、隣にセクシーな女の子が住んでいることを発見し観察を開始!教授の中で次々と妄想が膨らんでいく。 色と音楽とジェーン・バーキンに酔う。 若いジェーン・バーキンはほ…
感謝祭の朝、エイプリルは初めての料理に悪戦苦闘していた。ずっと仲の悪かった母親のジョーイが余命わずかと知ったエイプリルは、家出してからもう何年も会っていない家族をディナーに招待し、七面鳥料理をふるまうことにしたのだ。ところが肝心のオーブン…
ゴダール第3弾です。 24時間以内に子供がほしいと言い出すアンジェラ(アンナ・カリーナ)。結婚するまで子供を欲しがらない恋人エミール(ジャン・クロード・ブリアリ)。恋人を困らせるためにボーイフレンドと関係を持ったかのように振る舞う案ジェラとエ…
ゴダール第2弾です。 パリからフランスを縦断して南仏に向かう、フェルディナンド(ジャン=ポール・ベルモンド)とマリアンヌ(アンナ・カリーナ)。マリアンヌは彼をピエロと呼ぶ。パリを去るのは日常の悪夢から脱出するため。だが、南仏に何があるのだろ…
ジャン・リュック・ゴダール監督の長編デビュー作にして映画史上に輝く革命的傑作。警官を殺しパリに逃げてきたミシェル(ジャン・ポール・ベルモンド)は、アメリカ人のガールフレンド・パトリシア(ジーン・セバーグ)との愛を楽しむが、警察の追っ手が近…
「僕を探しに」のシルヴァン・ショメ監督のアニメーション作品。 ジブリが買い付けてるんですよね。 これはおもしろいですよ。 ほとんどが無声、でも無声なのがよい。 展開のテンポがいいし、完成度高いんでしょう。 とにかく登場人物が気持ち悪すぎる。笑 …
子どもの頃のセクシュアルな幻想から、女性の理容師にあこがれを持ち続けたアントワーヌ。中年にさしかかった彼は、ついに念願の理容師マチルドと結婚する。パトリス・ルコント監督の日本初公開作で、その後の彼の作風のひとつである官能的ラブストーリーの…
孤独で無口な仕立て屋のイールは、向かいの部屋に住む魅力的なアリスの姿を1人のぞき見ながら、彼女への想いを募らせてゆく。アリスは彼を利用すべく徐々に彼を誘惑。彼女の裏切りを感じながらも、彼が貫いた愛の結末は…。 パトリス・ルコントが、サスペンス…
見知らぬ男と結ばれ子供を宿してしまった少女が、家族を巻き込んで見知らぬ父親を探すファンタジックなヒューマン・コメディ。 素晴らしくファンタジックな世界観! 登場人物、不思議な街、そしてそこで起こる ブラックユーモアたっぷりな出来事。 身ごもっ…
あらすじと感想 激動の80年代末のドイツを舞台に繰り広げられるコメディドラマ。心臓発作による昏睡状態にあったため、ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統一の事実を知らない社会主義者の母親。ショックを与えることが命取りになることから、息子は事実を隠そう…
1950年、スウェーデンの家庭研究所では、ノルウェーの独身男性の台所での行動パターンの調査を行うことになった。調査員のフォルケは、老年の独身男性イザック宅へ。調査対象とは決して話をしてはいけないという規則だったが、ふたりいつしか話をするように…