ジム・ジャームッシュの描く武士道「ゴースト・ドッグ」
武士道を崇拝し「葉隠」を愛読するNYの殺し屋とイタリア系マフィアとの対決を描いたバイオレンスアクション。
ジム・ジャームッシュ監督作品。
「武士道」をアメリカ社会で解釈するとこうなる、というような映画。
ストイックなまでに武士道を実践する主人公。
印象に残ったのは、ストーリーそっちのけですが、
主人公とアイスクリーム屋の会話。
フランス語しか話せないアイスクリーム屋と、英語しか話せない主人公。
お互い何を言ってるか分からない状況で絶妙に同じことを言わせる
ところがおもしろい。監督のセンスですな。
個人的にマフィア物が苦手なのでそこまでいい作品とは思いませんでしたが、
音楽、会話のセンスはいいと思います。
★★★★ (4)