アンチハリウッド!な映画部ブログ

アンチハリウッドな映画部メンバーによるハリウッド以外の映画の記録を綴るブログ。

誰もが心の中に明里がいるよね?「秒速5センチメートル」

 

秒速5センチメートル

あらすじと感想

小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。

 

貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。叙情的に綴られる三本の連作短編アニメーション作品。

 

新海誠監督の中で一番好きな作品です。

 

ストーリーは3部構成になっていて、

第1部「桜花抄」主人公貴樹と明里の小学校~中学時代の話。

第2部「コスモナウト」高校時代の話。

第3部「秒速5センチメートル」社会人の話。

 

映像の美しさは言うまでもなく。特に桜の散る景色は。

 

いつまでも昔のことを忘れられない貴樹。

忘れようとして新しい人生を送る明里。

 

男と女ってこうなんだろうなーと。女々しいのは男。強いのは女。

ただ、悔しいけれど貴樹くんの気持ちにはすごく共感できる。

誰もが心の中に明里的な存在はいるのではないでしょうか。いるいる!

 

第3部のラスト近くで流れる「one more time one more chance」は本当にこの映画にぴったり。切ないですね。

 

さらに漫画版もおススメ

漫画版も超おすすめです。

「秒速5センチメートル」は漫画版もあります。基本的には同じストーリーですが、映画版では短かった第3部が詳しく描かれており、水野さんってこんなにいい子だったんだ。こんなに傷つけてたんだ、と新たな発見があります。さらに、実は第4部まで。第4部では成長したあの娘が。。

 

個人的には漫画版の第3部がめちゃくちゃ好きですね。

 

映画を観て作品を気に入った人にはぜひ読んでほしいです。

何倍もこの作品が好きになると思いますよ。

 

この作品が、あなたのお気に入りになりますように。

 

★★★★★★★★★(9)

 

秒速5センチメートル

秒速5センチメートル

  • 発売日: 2014/12/19
  • メディア: Amazonビデオ