仕立て屋の恋
孤独で無口な仕立て屋のイールは、向かいの部屋に住む魅力的なアリスの姿を1人のぞき見ながら、彼女への想いを募らせてゆく。アリスは彼を利用すべく徐々に彼を誘惑。彼女の裏切りを感じながらも、彼が貫いた愛の結末は…。
パトリス・ルコントが、サスペンスを巧みに織りまぜて綴ったラブロマンスの佳作。
「ただ、死ぬほど切ない」
作品中イールが使う言葉ですが、まさに死ぬほど切ないです。。。
切ないとしか感想が出てこないですね。
切なさが巧みな心理描写で見事に表現されています。
ただ、女って弱い生き物なんだなあ、と。
男は純粋ですよね。
サスペンス性のあるストーリーも秀逸。
ぐいぐい引き込まれていきます。
ルコント作品の原点としてぜひ見てほしい作品。
★★★★★★★★ (8)