サイレントムービーの不思議な世界「TUVALU ツバル」
あらすじと感想
廃墟の室内プールの利権と恋をめぐる人々の姿を寓話的に描いたラブ・ファンタジック・ムービー。ドイツのファイト・ヘルマー監督の長編デビュー作。
世界観、台詞のないキャスト、モノトーンながら単調ではない映像。
こう書くとただの映像系かと思われそうですが、
ところがこの映画、非常におもしろいです。
とにかく話の先が読めません。
これからどう物語が展開していくかも分からない。
訳が分からないのではなく、先を考えることが無意味と思えるような、
独特の世界にどっぷりつかってしまいます。
ラストはハッピー!な感じで最後まで夢のような幸福感にひたれます。
ヒロイン、チュルパン・ハマートヴァの表情やしぐさ、
ヘプバーンの再来か!?と思わせるピュアさで大好きです。
チュルパン・ハマートヴァってどんな女優?
チュルパン・ハマートヴァは、1975年生まれのロシア出身の女優。
表情や表現力が豊かで、とにかく見ている人を魅了する魅力があります。
代表作品は、以下のとおり。
・ツバル(1999年)
この中では、グッバイ、レーニン!が有名かもしれません。
主人公の恋人の看護士役として、これまたいい演技をしていますのでまだ観ていない人はぜひご覧になってください。ストーリーも母子のこころあたたまるヒューマンドラマで私も大好きな作品です。
まとめ
まだ見ていない人にはぜひ見てほしい大人のファンタジー映画です。
★★★★★★★★★(9)
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